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RADIO HAAFUU~愛と礼儀!涙と感謝!

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今日のお知らせ・11/2(金)

先日、このブログで『ノルウェイの森』を読んでいると
いう記事を上げ、これは「共感」がテーマでは?と書いた。

その後、読み終えたので自分なりにまとめようと思う。
細かい話は書かないつもりではあるが、それなりに大筋には
触れるので、ネタバレ等オッケーな方は一番下の追記を
クリックしてどうぞお読みください。

・・・個人的には嫌いではないです。好きかも。好きかな。うん。
ハルキストになることはないんだけどね。
それでも他の作品を読んでみようかな?と興味を示すくらい
の「好きレベル」はあります。

【最近更新したブログ】

RADIO HAAFUU反主流』Vol.261「プロってのはこういうことだ」

へなへな日常描画劇場!』今年一番の微笑ましい光景

打越もとひさの携帯日記』は随時更新!

↓ノルウェイの森感想文(ネタバレあり)↓


**************************

この物語は「此岸(こっちの世界)」と「彼岸(あっちの世界)」と
いう対比構造で成り立つ物語なんだなーというのが全体のイメージ。

主人公の「僕」であるワタナベと、親友の恋人だった「直子」を軸に
展開されて行くわけだが、二人は常に親友の「キズキ」を中心に
コチラとアチラに分かれている。
同じように「僕」を中心に「直子」と「緑」の真逆のタイプの女性が
いて、「僕」は二人の間を揺れ動く。

この対比構造は
生と死
現実と理想
ハレとケ
祓いと穢れ
右と左
物質と精神
心と身体
この世とあの世
来し方と行く末
みたいなことに集約されてるように感じる。
しかし、この二局は対比であると同時に、
コインのように表裏一体なのだ。

死んだキズキを常に意識している生きている二人
僕を中心に対比する真逆のタイプの直子と緑
直子の世界に踏み込めない僕
普通の世界を受け入れられなかった直子

「汚いけれどみんなが普通に暮らす世界」を象徴するのが緑で、
「一般社会からかけ離れた美しさを持つ理想郷」を象徴する直子。

それらの真ん中で揺れる「僕」は選ばなければならない。
そして前に進むためにどちらかを失わなければならない。
喪失の痛みは知っているけど、
それでもその痛みを何度も味わわないといけない。
その痛みこそが「生きる」ということで、
それを受け入れなければ生きていけない。


大切な人が死んでも残された人間はそれを受け入れて
そして乗り越えて歩き続けるべきである、
ということを緑は体現している。

**************************

村上春樹氏は何を伝えたかったのだろうか。
若さ故の苦悩?それともひたむきな愛?
色んなテーマが盛り込まれていると思うのだが、
単純に「死生観」の一点なんじゃないかな。

生死を争う特殊な環境で生きる意味や本来の人間の姿を
描き出す手法ではなく、あくまで日常にこそ死は生と
同じように普通に存在しているんだ、というメッセージ。

個人的にはそれを実に現実的な、苦悩することが当然の
多感な青春時代で包んで物語に仕上げている感じ。

第一章が難解な感じだった。
初見では状況が全く分からない中からの回想が始まり、
第二章から順を追った18年前の回想が始まる。
ここからはスムーズにほろ苦い青春小説として読める。

非常に読みやすい文体。
あまり深読みしなくていい。

厭世的でどこか皮肉屋の「僕」の目線に合わせて
自分の若い頃を思い出しながら読んだらきっと、
心の奥の方が少し疼く感じがすると思う。

終わり方に否定的な感想の人も多いと思うけど、
ちょっと放心状態で浸れる感じで個人的にはよかった。
ダラダラ続くよりよっぽどいい。
  1. 2012/11/02(金) 19:52:54|
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